カリキュラムと教員紹介

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専任教員紹介

教授
指宿 信 Makoto Ibusuki
メール:  
担当科目: 刑事訴訟法
専門紹介
自己紹介
研究内容
1.刑事訴訟法分野では、捜査法領域では、被疑者取調べやハイテク技術利用捜査、証拠法領域では、証拠開示問題、公判法領域では被告人の訴訟能力論、上訴再審では再審制度、制度論では検察官論や誤判原因論などを研究しています。方法論としては、学説史や条文解釈論だけでなく、比較法的手法を多用し、また人間諸科学、たとえば心理学などの知見を応用した実証的手法も取り入れ、できるだけ多様なアプローチを試みています。 2.法情報分野では、法情報アクセス論や法情報管理論といった基礎理論から、リーガル・リサーチ、リーガル・ライティングといった実践論まで幅広く研究してきました。方法論的には工学や人工知能といった技術的なアプローチは専門外なので取り扱わず、規範論的ですが国際比較に重きを置き、世界の法情報学の先端を紹介するよう心がけています。
学歴
1978年4月~1982年3月 島根大学法文学部法学科
1982年4月~1984年3月 金沢大学大学院法学研究科修士課程
1986年4月~1989年3月 北海道大学大学院法学研究科博士後期課程
職歴
1989年4月~1991年3月 日本学術振興会特別研究員
1991年4月~2000年10月 鹿児島大学法文学部法学科助教授
2000年11月~2002年3月 同教授
2002年4月~2004年3月 立命館大学法学部教授
2002年4月~2009年3月 同大学院法務研究科教授
2009年4月 成城大学教授
主な業績

<単行本、著書、共著等>

  • 『証拠開示と公正な裁判 増補版』(単著)現代人文社(2014年10月)
  • 『【監訳】アメリカ捜査法』(共著)レクシス・ネクシス・ジャパン(2014年5月)
  • 『とらわれた二人 無実の囚人と誤った目撃証人の物語 【共訳】』(共著)岩波書店(2013年12月)
  • 『えん罪原因を調査せよ! 【監修】』(共著)勁草書房(2012年9月)
  • 『証拠開示と公正な裁判』(単著)現代人文社(2012年8月)
  • 『リーガル・リサーチ 第四版 【監修】』(共著)日本評論社(2012年4月)
  • 『【編著】取調べの可視化へ!  新たな刑事司法の展開』(共著)日本評論社(2011年7月)
  • 『被疑者取調べと録画制度 取調べの録画が日本の刑事司法を変える 』(単著)商事法務(2010年12月)
  • 『法情報学の世界』(単著)第一法規(2010年3月)
  • 『刑事手続打切り論の展開:ポスト公訴権濫用論のゆくえ』(単著)日本評論社(2010年3月)
  • 『(監訳)無実を探せ! イノセンス・プロジェクト』(共著)現代人文社(2009年9月)
  • 『リーガル・ライティング [法律論文の書き方] 【翻訳】ユージン・ヴォロック著』(単著)日本評論社(2009年4月)
  • 『法律情報サービスと図書館の役割 【編著】』(共著)勉誠出版(2009年3月)
  • 『リーガル・リサーチ 第3版 【監修】』(共著)日本評論社(2008年3月)

<論文、判例評釈、紀要、雑誌記事等>

<その他付記事項(著作以外の業績、記載基準等)>

学会活動
日本刑法学会、日米法学会、犯罪社会学会、法と心理学会(副理事長、学会誌編集委員長)、情報ネットワーク法学会(役員)、法とコンピュータ学会、コンピュータ利用教育協議会(CIEC)
その他
H19-23 日弁連法務研究財団 研究助成 「取調べ録画の研究」\2,000,000
H20-22 科学研究費 基盤B・研究代表「裁判員裁判に対する認知科学の寄与・貢献をめぐる学融的実証的研究」\19,370,000
H21-23 成城大学特別研究助成金 「法律学における学術情報ならびに判例情報の生成・編纂・伝達プロセスに関する研究」研究代表 \400,000
H22-23 図書館振興財団支援事業「法情報コンシェルジュ養成プロジェクト」代表 \1,200,000
H23-25 科学研究費 基盤B・研究代表「市民参加型司法プロセスにおける「情報的正義」の構築に向けた学融的実証的研究」\18,070,000
H23-27 科学研究費 新学術領域「取調録画と裁判員裁判-取調べ過程の可視化をめぐる制度構築と裁判員裁判への影響」研究代表  /10,860,000
H23-25 科学研究費 挑戦的萌芽 研究代表「脱当事者主義モデルとしての治療的司法に関する比較法的研究」\3,000,000
H26−28 科学研究費 基盤B・研究代表「治療的司法論の理論的展望と日本的展開」14,250,000
H26−27 成城大学特別研究助成「比較刑事司法改革論の基礎的研究—刑事司法制度の改革過程をめぐる日米比較」280,000
H27 法務研究財団「情状弁護の質的転換に関する実証的研究:更生支援型弁護の展開とその可能性」500,000

法学研究科カリキュラム

  • 授業科目
  • 研究指導

課程の修了の認定に関する方針
(ディプロマ・ポリシー)

1.博士課程前期:修士(法学)

所定の期間在学して所定の単位を修得し、修士論文の審査および最終試験に合格することにより、次の条件を満たしたものと判断し、博士課程前期の課程を修了したことを認めます。

  1. 問題を発見し、発見した問題を探究するために必要な専門知識を身につけていること。
  2. 資料収集能力、コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を有していること。
  3. 形式(論文構成)および内容(論理性および文献網羅性)の点において十分である修士論文を作成する能力を有していること。

2.博士課程後期:博士(法学)

所定の期間在学して所定の単位を修得し、博士論文の審査および最終試験に合格することにより、次の条件を満たしたものと判断し、博士課程後期の課程を修了したことを認めます。

  1. 自立した研究者として活動するために十分な専門知識を修得していること。
  2. 専門分野において重要でありしかも未解決である研究課題を発見し、その課題に取り組む研究を通じて、共通知としての学問の水準を高からしめる能力を有していること。
  3. 学会発表および学術誌に論文を発表することを通じて学問の発展に寄与する能力を有していること。

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カリキュラムマップは、「課程の修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」及び「教育課程編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)」と各授業科目との対応を明示することで、修了までに身につけるべき各能力とそれぞれの授業科目が果たす役割との関連を示すものです。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

課程の修了の認定に関する方針に示した能力を具体的に身につけることができるようにカリキュラムを編成・実施します。

1.博士課程前期

指導教授を定め、その指導の下で修士論文を作成します。そのための基礎となる科目を基礎法学、公法学、私法学、刑事法学、政治学の領域に配置し、所定の単位を修得するものとします。

  1. 学生それぞれの専攻分野と隣接分野に関して、前期課程における問題の発見・探究に必要な専門知識を体系的に修得するために必要な科目を、上記分野の研究科目として提供します。
  2. 資料収集、コミュニケーション、論文作成、プレゼンテーションにかかる能力を修得し、それらを課程の目標である修士論文の完成にむけて統合することができるようするために、指導教員が担当する前期課程における研究指導科目を提供します。
  3. 完成した修士論文の形で研究成果の発表・発信する能力を修得できるように、研究科横断的な中間発表会を設定し、発表の練習機会を確保します。

2.博士課程後期

指導教授を定め、その指導の下で博士論文を作成します。そのための基礎となる科目を基礎法学、公法学、私法学、刑事法学、政治学の領域に配置し、所定の単位を修得するものとします。

  1. 学生それぞれの専攻分野に関して、学生が後期課程にふさわしい高度な専門知識を修得し、そのうえで、それぞれの学問分野の最先端において重要でありしかも未解決な研究課題を発見することができるように、上記各分野について特殊研究科目を配置・提供します。
  2. 発見した重要かつ未解決な研究課題について、学生が博士論文を作成する能力を獲得できるようにするために、指導教員による徹底した個人指導を行う科目として、後期課程における研究指導科目を配置・提供します。
  3. 博士論文作成の過程で得た知見や博士論文の内容を、学生が研究発表等の形で適切に発信する能力を獲得できるように、研究指導科目での発表練習機会を確保するだけではなく、論文中間報告会を設定し、研究指導教員以外の教員や他の院生からも助言が得られる体制を調えます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

本研究科は、その教育の基本理念のもと、次のような学生を求めています。

1.博士課程前期

  1. 前期課程での学修に必要な基礎学力を持つ者。
  2. 専攻分野に関する専門知識を備えている者。
  3. 専攻分野に対して深い関心と興味を抱き、明確な問題意識と研究計画をもって研究に取り組む意欲を有する者。
一般入試 社会人入試 外国人入試 学内推薦入試
筆記試験 面接・口述試験 筆記試験 面接・口述試験 筆記試験 面接・口述試験
(1)
(2)
(3)

(備考)◎:特に対応している。○:対応している。

2.博士課程後期

  1. 専攻する分野において、将来、専門研究者となりうる素質・能力を持つ者。
  2. 専攻分野に関する高度な専門知識を備えている者。
  3. 独創的な研究を行う旺盛な意欲を有する者。
一般入試 社会人入試 外国人入試
筆記試験 面接・口述試験 面接・口述試験 筆記試験 面接・口述試験
(1)
(2)
(3)

(備考)◎:特に対応している。○:対応している。